北韓経済は去年3.5%のマイナス成長 制裁の影響か

北韓経済は、去年、3.5%のマイナス成長となったことがわかりました。
韓国銀行が20日にまとめた去年の北韓の経済成長率の推定値によりますと、去年、北韓の実質GDP=国内総生産は前の年に比べて3.5%減りました。
これは、1997年にマイナス6.5%となって以来、最も低いものです。
北韓経済は、2000年代に入ってから0.4~1.3%の緩やかな成長を続け、2015年にマイナス1.1%となったあと、2016年には3.9%と、プラス成長に転じましたが、去年、再び下落しました。
韓国銀行の関係者は、「北韓に対する経済制裁の影響で輸出や生産活動が萎縮したとみられる。北韓は農林業の割合が高いが、去年は気候に恵まれなかったことも影響したようだ」と説明しています。
一方、北韓の産業構造は、去年、鉱工業と建設業の割合が下がったのに対し、農林漁業とサービス業の割合は上昇しています。
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