南北間の鉄道・道路連結 韓国側工事を下半期に開始

韓国政府は、南北間の鉄道と道路の連結に向けて韓国側の区間を整備する工事を、ことし下半期に始める方針を明らかにしました。
国土交通部によりますと、韓半島東部の海岸地域を走る鉄道の東海(トンヘ)線と、ソウル地域と北韓の新義州(シニジュ)地域を結ぶ高速道路の京義(キョンイ)線の韓国側の区間を整備する工事を、下半期に始めるということです。
東海線では、韓半島北東部の江原道(カンウォンド)の江陵(カンヌン)駅と猪津(チェジン)駅の間の鉄道路線104.6キロメートルが対象です。
また、京義線では、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市の汶山邑(ムンサンウプ)と北韓南部の開城(ケソン)市の間の韓国側の高速道路11.8キロメートルが対象です。
東海線の鉄道工事には2兆3490億ウォンが、京義線の道路工事には5179億ウォンが投じられる予定です。
これについて国土交通部は、南北の鉄道と道路の連結に向けた本格的な工事は、まず北韓の核問題が解決し、北韓に対する国連安保理の経済制裁が解除されてから行われる予定であると説明しています。
[Photo : YONHAP News]