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北韓 27日、米兵の遺骨返還へ

ニュース2018-07-26
北韓 27日、米兵の遺骨返還へ

アメリカと北韓が、休戦協定締結から65周年となる今月27日、アメリカ軍の輸送機を利用して北韓東部の元山(ウォンサン)からソウル南方の烏山(オサン)にあるアメリカ空軍基地に韓国戦争で戦死したアメリカ兵の遺骨を運ぶことで歩み寄ったもようです。
複数の韓米外交筋が25日、伝えました。
韓国軍関係者によりますと、北韓は、在韓国連軍司令部が保管していた遺骨返還用の木箱を軍事境界線のある板門店で20日、受け取ったということです。
北韓はこの間、保管していたアメリカ兵200人のものと推定される遺骨に対して、独自の検査によって動物の骨などをより分ける作業を行ってきたとされます。
アメリカは、軍の輸送機を派遣して元山の葛麻(カルマ)空港で北韓側から遺骨を受け取り、烏山基地に運ぶ計画だということです。
運ばれた遺骨は、烏山基地で簡単な検査を経て、金属製の箱に移され、来月1日ごろハワイに運ばれます。
そして、DNA鑑定のあと、アメリカの家族とのDNA照合作業を行うことになりそうです。
ハワイでの返還式に、トランプ大統領が出席するかどうかに関心が集まっています。
米朝は今月16日に板門店でアメリカ兵の遺骨返還に関する実務協議を開き、アメリカ兵およそ55人のものと推定される遺骨を、27日に航空便で返還することで合意しています。

[Photo : YONHAP News]

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