現代元会長の追悼式 3年ぶりに北韓で開催

現代グループの故鄭夢憲(チョン・モンホン)元会長の追悼式が北韓で3年ぶりに行われることになりました。
現代(ヒョンデ)グループの北韓事業関連企業である現代(ヒョンデ)峨山(アサン)が30日、発表したところによりますと、北韓から追悼式出席者の北韓訪問同意書を受け取ったということです。
故鄭元会長の妻の玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代グループ会長をはじめグループの役職員15人は、統一部の最終的な承認を受けて、来月3日、北韓を訪れ、金剛(クムガン)山で故鄭元会長の追悼式を行う予定です。
今回の追悼式をめぐっては、現代グループが統一部の承認を受けて北韓との協議を行ってきただけに、最終的な承認も受けられるとみられます。
現代峨山は、北韓協力事業である金剛山観光事業、開城工業地区事業などを行う北韓専門企業で、故鄭元会長が死去した2003年以降、ほぼ毎年金剛山で追悼式を行ってきました。
しかし、2016年には開城(ケソン)工業団地が閉鎖されるなど、南北関係が悪化したため、そして去年は北韓が拒否したため、行われませんでした。
一方、玄会長を迎える北韓側の要人が誰かは、まだ確認されていませんが、今回現代グループを招いた団体が、北韓の韓国との窓口機関「朝鮮アジア太平洋平和委員会」であることから、この団体の委員長を務める金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長になる可能性が高いとみられます。
[Photo : YONHAP News]