韓国政府 JSA内での南北警備兵の往来の自由化推進

韓国政府が、韓半島の平和体制構築や軍事的緊張緩和の象徴的な措置として、板門店のJSA=共同警備区域内で南北の警備兵が自由に行き来できるようにする措置を検討していることがわかりました。
政府当局者が1日、明らかにしたところによりますと、「板門店宣言以降、多様な緊張緩和措置を検討中だ」としてうえで、「板門店のJSA内で南北の警備兵が自由に行き来できるようにする案を検討している」ということです。
南北は、先月31日に板門店の韓国側施設の「平和の家」で開かれた第9回将官級軍事会談でも、これについて協議したということです。
現在、板門店内には高さ15センチ、幅40センチの縁石が設けられ、軍事境界線が表示されています。
南北間または国連軍と北韓軍が会談する中立国監督委員会の会議場となっている建物内では、テーブルの上に置かれたマイクのケーブルが、軍事境界線の代わりに引き回されています。
JSA内でこの境界線を越えるためには、休戦協定にもとづき、軍事停戦委員会などを通じて相手側に事前に通知しなければなりません。
[Photo : KBS News]