北韓産石炭の韓国搬入疑惑 関与船舶さらに3隻か

国連安全保障理事会の制裁決議にもとづいて輸入が禁止されている北韓産の石炭が去年韓国に運び込まれた問題で、韓国税関当局が調査の対象としている外国船舶が、2隻ではなく、5隻であることがわかりました。
外交部当局者は2日、「北韓産の石炭を国内に搬入したと疑われる船舶は、すでに伝えられている‘リッチグローリー号’と‘スカイエンジェル号’に加え、さらに3隻ある。現在、関税庁で調査を進めている」と述べました。
3隻の船籍はパナマやベリーズなどで、ロシアで積み替えた北韓産のものと推定される石炭を積載し、去年11月に東海(トンヘ)港と浦項(ポハン)港に入港していたことがわかったということです。
これに先立って公開された国連安保理北韓制裁委員会傘下の専門家パネルの報告書によりますと、ロシアで積み替えられた北韓産の石炭が、パナマ船籍の「スカイエンジェル号」とシエラレオネ船籍の「リッチグローリー号」に積み込まれ、去年10月2日と、去年10月11日に、それぞれ仁川(インチョン)と浦項に入ってきたことが確認されています。
[Photo : KBS News]