北韓の李容浩外相 シンガポールで相次ぎ会談

アジア太平洋地域の安全保障について話し合う国際会議に出席するため、
シンガポールを訪れている北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相は3日、中国の王毅外相をはじめタイ、ベトナムなど7か国の外相と相次いで会談しました。
会談では、非核化に前向きな姿勢をアピールするとともに、9月の国連総会を前に、国際社会の制裁緩和や韓国戦争の終戦宣言に向けた理解と協力を呼びかけたものとみられています。
北韓のシンガポール駐在大使によりますと、このうち中国の王毅外相との会談では、韓半島の平和と安全保証をめぐる戦略的協力の強化について協議したということです。
王毅外相は、非核化を進めるには、韓国戦争の終戦宣言や制裁緩和が必要とする北韓の立場に改めて理解を示したもようです。
北韓の非核化をめぐっては、6月の米朝首脳会談以降、アメリカが完全な非核化の具体化を要求しているのに対して、北韓は終戦宣言の履行が必要と主張し、交渉は停滞しています。
[Photo : YONHAP News]