シンガポールで開かれているASEAN関連会議に合わせて、
11年ぶりに開催が期待されていた韓国と北韓の外相会談は、北韓側が拒否したため実現しませんでした。
韓国外交部によりますと、康京和（カン・ギョンファ）外交部長官と北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相は3日夜、ASEAN会議の夕食会で立ち話をし、米朝首脳会談後の状況について率直な意見交換をしたということです。
しかし、正式な南北外相会談の開催について、李容浩外相が「今は時期ではない」として拒否したということです。
南北外相会談は、2007年のARF=ASEAN地域フォーラムを最後に、
韓国で保守政権が発足したこともあって、南北関係が急激に冷え込み一度も開かれていません。
一方で、ASEAN＝東南アジア諸国連合と韓国、日本、中国3か国による外相会議が4日、シンガポールで開かれ、韓半島の非核化問題などについて意見交換する予定です。

[Photo : YONHAP News]