国連安全保障理事会は6日、北韓に対する制裁が北韓への人道支援の支障にならないようにする新たな指針を承認しました。
指針はアメリカが提案したもので、援助団体や国連機関が北韓に対する人道支援を行う際に安保理の北韓制裁委員会から制裁の適用除外を速やかに得られるようにする内容となっています。
安保理の北韓制裁決議は人道的な支援を例外と認めていますが、人道的支援の規模が縮小したり支援物資が届くまで長時間を要したりと、制裁の影響が指摘されていました。
新しい指針により、北韓への人道支援に弾みがつくとみられています。
今回の承認は、アメリカが北韓に対して非核化に向けた措置を促し、北韓が反発を強めているなかで行われたもので、注目されます。

[Photo : YONHAP News]