ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

北韓産石炭運搬疑いの船舶 違反事項見つからず

ニュース2018-08-08
北韓産石炭運搬疑いの船舶  違反事項見つからず

国連安全保障理事会の決議によって輸出と輸入が禁じられている北韓産石炭を運んだ疑いがもたれている船舶が、韓国に入港し、立ち入り調査を受けたものの、違反事項は見つからなかったことがわかりました。
外交部によりますと、中央アメリカ北東部の国であるベリーズ船籍の貨物船「ジン・ルン号」が、4日午前7時半頃、石炭とみられる貨物5100トンを積んで韓国の浦項(ポハン)新港に入港しました。
「ジン・ルン号」は、2017年10月27日に韓国の東海(ドンヘ)港に石炭を持ち込んで以来、これまでおよそ20回にわたって韓国に入港していますが、最近、北韓産石炭を運んだ疑いがあるとして、韓国当局の調査対象となっています。
国連安保理の決議第2397号によりますと、輸出と輸入が禁じられている商品の運搬に関連している合理的な根拠がある場合、国連加盟国は国内のすべての船舶に対して立ち入り調査や抑留などの措置を取ることができます。
しかし、立ち入り調査を行った結果、今回「ジン・ルン号」が積んできたのはロシア産の石炭であることがわかったうえ、国連安保理の決議に違反する事項は見つかっていないということです。
「ジン・ルン号」は、予定通り8日夜11時に浦項新港を出発し、ロシアのナホトカ港に向かう予定です。

[Photo : KBS News]

新着ニュース