韓国と北韓は韓半島西側で南北をつなぐ京義（キョンイ）線道路の北韓区間の近代化に向けた共同調査を10日から実施する予定でしたが、北韓の要請で延期しました。
統一部の関係者が10日に明らかにしたところによりますと、９日晩遅くに北韓側から延期を求める通知があったということです。
理由については特に説明はなく、10日は南北の間で民間行事に参加するための人の移動が多いためとみられるということです。
10日は、南北労働者統一サッカー大会に参加する北韓からの参加者64人が韓国を訪問し、平壌（ピョンヤン）で開かれる国際幼少年サッカー大会に参加する韓国代表団151人が北韓を訪れることになっています。
南北はことし4月27日に行われた首脳会談で、京義線と、韓半島の東側で南北を結ぶ鉄道、東海（トンヘ）線の連結と近代化に合意していて、現地調査を8月10日から30日まで共同で実施することにしていました。
まず17日までは京義線を調査する予定で、10日午前に韓国から国土交通部と統一部、韓国道路公社の関係者と民間専門家の合わせて28人が北韓を訪問することになっていました。

[Photo : KBS News]