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金正男暗殺疑いの被告 事実上有罪

ニュース2018-08-17
金正男暗殺疑いの被告 事実上有罪

金正恩北韓国務委員長の異母の兄、金正男を暗殺したという疑いがもたれている東南アジアの女性2人に、事実上有罪判決が下されました。
去年の2月、マレーシアのクアラルンプル空港で金正男の顔に猛毒の神経剤を塗り殺害した疑いで起訴された、インドネシア人のアイシャ被告とベトナム国籍のフオン被告に対し、マレーシアの高等裁判所は、16日に行われた公判で最後の弁論をするように指示しました。
マレーシアの法的手続きで最後の弁論を指示したのは、現状を覆すような証拠が出てない限り判決が確定するという、事実上有罪判決を意味します。
裁判部は16日の公判で「被告人と北韓の容疑者間で金正男を組織的に殺害するための緻密な企みがあったとみることができる」とし「政治的暗殺に利用されただけだという被告人の主張が事実である可能性もあるが、これをはっきりと裏付ける確実な証拠がない」としています。
被告人らに毒物を渡した北韓の容疑者4人は犯行直後に出国し、行方をくらましています。翌日に行われる予定の最終弁論の後、2人の被告人の有罪が認められれば、マレーシアの刑法により死刑に処される可能性もあります。 

[Photo : YONHAP News]

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