アメリカのマティス国防長官は28日の会見で、韓米合同軍事演習について、「さらに演習を中止する予定はない」と述べました。
マティス国防長官は、一部の韓米合同軍事演習を中止したのは6月の米朝首脳会談の合意を受けた措置だとしたうえで、「今の時点ではさらに演習を中止する予定はない」と述べました。
また、来年の合同軍事演習「乙支フリーダム・ガーディアン」について、今のところ何も決まっていないとしたうえで、国務相と協議して実施するかどうかを決めるとしました。
ただ、今後の北韓との非核化交渉がどう進むかを見守る必要があるとして、北韓の出方次第ではさらに演習を中止する可能性もあることを示唆しました。
マティス長官のこうした発言は、具体的な非核化の動きを見せない北韓をけん制する狙いもあるとみられます。
一方、韓国国防部は29日、韓米合同軍事演習の再開について、今のところ韓米間で協議されたことがなく、北韓の非核化の動きを見ながらアメリカと協議して決めるべき問題だとしました。

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