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アジア大会 南北合同チームの成果は

ニュース2018-09-03
アジア大会 南北合同チームの成果は

この1か月間、ジャカルタ・アジア大会で活躍した南北合同チームについて振り返ります。
ジャカルタ・アジア大会では、女子バスケットボール、カヌー・ドラゴンボート、ボートレースの3種目で南北合同チームが結成され、金1、銀1、銅2の成績を上げました。
ことし2月の平昌冬季オリンピックでも、アイスホッケー女子の南北合同チームが結成されましたが、大会直前に急きょ結成されたため、韓国の一部の選手が出場機会を奪われるなど、論議を呼びました。
このためアジア大会では、文化体育観光部が各競技団体の意向を確認し、希望する種目に限って合同チームの結成を進めるなど、慎重を期しました。
合同チームに合流する北韓選手26人とスタッフ8人の、合わせて34人は、7月末に韓国入りし、韓国選手とのトレーニングに入りました。
北韓の女子バスケットボール選手は、英語の専門用語を身につけるため努力し、韓国選手も、北韓の用語を使いながら、コミュニケーションに努めました。
IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長は1日、韓国選手団をねぎらう行事で、「合同チームは、忍耐と寛容にもとづいて、一つになった。世界平和を導くことに貢献した」と語りました。
一方、韓国の都鍾煥(ド・ジョンファン)文化体育観光部長官は先月22日、北韓の体育相に対して、2020年の東京オリンピックでは南北合同チームを結成する種目をさらに拡大することを提案しました。日本の東京オリンピック組織委員会も先月31日、「南北合同チームの出場を歓迎する」という立場を表明しています。

[Photo : YONHAP News]

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