大統領特使団 金英哲副委員長らと懇談

大統領府青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長を首席代表とする特使団は5日早朝、ソウル近郊城南市のソウル空港から平壌に向けて出発しました。
文大統領の特使団は、9月の南北首脳会談の日程や非核化について意見を交わすとみられ、非核化をめぐる米朝協議の仲裁役を果たせるかに関心が寄せられています。
大統領府青瓦台の報道官によりますと、特使団は午前9時ごろ平壌に到着、空港で出迎えた祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長とともに平壌市内のホテルに向かいました。
午前9時35分ごろにホテルに到着、ホテルで金英哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長や李善権委員長と懇談したということです。
金英哲副委員長は20分余りで席を立ち、その後は李善権委員長と懇談したということです。金英哲労働党中央委員会副委員長や李善権委員長との懇談はおよそ40分余り続き、その後、特使団は午前10時22分ごろ、公式の面会のために別の場所に移動しました。
公式の面会の相手や場所については明らかにされていませんが、金正恩国務委員長と面会するのではないかとの見方もあります。
青瓦台の関係者によりますと、特使団はファックスでソウルと連絡を取り合っていますが、現地の通信状態が芳しくなく、随時連絡はできない状況だということです。
[Photo : YONHAP News]