北韓の建国70年を控えて中国・北京の北韓大使館では6日、建国70年を祝う式典が開かれ、中国の最高指導部が出席し、関係改善を強調しました。
出席したのは、最高指導部メンバーで共産党序列4位の汪洋常務委員で、これまで北京の北韓大使館を訪問した中国要人のなかで最も序列が高くなっています。
中朝関係はここ数年、北韓が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返したことで悪化し、中国の最高指導部のメンバーは出席しておらず、去年も、外務省高官の出席にとどまっていました。
これに先立って、中国政府は、共産党序列3位の栗戦書常務委員が8日に平壌を訪れ、建国記念式に出席すると発表しています。
今回、習近平国家主席の北韓訪問は見送ったものの、共産党序列3位、4位の要人が北韓の式典に出席することで、中朝関係重視のメッセージを内外にアピールする狙いがあるものとみられています。

[Photo : YONHAP News]