ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

南北が要請 「板門店宣言」の国連正式文書化

ニュース2018-09-08
南北が要請 「板門店宣言」の国連正式文書化

韓国と北韓が、4月の南北首脳会談で署名された「板門店(パンムンジョム)宣言」を公式文書として全加盟国に配布するよう国連を求めたことか分かりました。
北韓の国連代表部は7日、韓国との間で4月に首脳同士が合意した「板門店宣言」について国連の公式文書として全加盟国に配布するよう、国連事務総長と国連総会議長宛に韓国と共同で要請する書簡を送ったことを明らかにしました。
北韓の国連代表部は、板門店宣言の配布要請について「平和や和解、協力で新たな領域に入った南北関係を前進させ続ける決意を示すものだ」と説明していて、国連加盟国が板門店宣言の実行を積極的に支持することが「韓半島の緊張緩和と平和に向けた劇的な変化を支える」としています。
代表部の発表文によりますと、要請の書簡は6日付けで、南北両政府の代表が署名しており、韓国外交筋も送付を確認しています。
「板門店宣言」は、韓半島の完全な非核化や韓国戦争の終戦宣言の年内採択を目指すことなどをうたっています。
一方、韓国では、板門店宣言の批准同意案が来週の11日、国会に提出される見通しです。
4月27日の南北首脳会談で板門店宣言が採択されてから138日ぶりのことです。
批准同意案の提出は、南北間の経済協力など板門店宣言の履行に大規模な予算の投入が必要なだけに、国会での批准同意が欠かせないとの判断からで、批准同意が得られれば、北韓との交渉力を高める効果もあります。
しかし、野党は激しく反対していて、批准同意案が成立するかは不透明な状況です。



 


[Photo : YONHAP News]

新着ニュース