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北韓、あす建国70周年記念 祝賀ムード高まる

ニュース2018-09-08
北韓、あす建国70周年記念 祝賀ムード高まる

9月9日に建国70周年を迎える北韓では、記念行事に参加する外国からの招待客や報道陣が続々と到着する中、祝賀ムードが高まっています。
式典に合わせて、世界20か国以上からおよそ150人の報道陣が既に平壌入りしていて、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」が紹介した外国からの招待客や代表団は、およそ100に達しています。
今回のパレードには、北韓の友好国であるロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席は出席しませんが、ロシアからプーチン氏の最側近でナンバー3のバレンチナ上院議長が7日に平壌に到着したほか、中国からも共産党内の序列3位の栗戦書(りつ・せんしょ)政治局常務委員が8日から北韓を訪問する予定で、強固な友好関係を内外にアピールする形となりました。
一方、式典の準備はほぼ整っているもようで、平壌市内のあちこちには「建国70年」という節目を祝うスローガンや国旗が掲げられていますが、去年とは違ってミサイルや核という絵や文字はあまり見られないということです。
今回の式典に先立ち、金正恩国務委員長は、政権発足後初めて政権樹立記念日に軍部の46人を昇進させて内部結束を図る一方、海外メディアに対しては、経済制裁の中でも経済が順調だということを盛んにアピールしています。
9日の建国70周年記念日には、金正恩国務委員長が、祖父の故金日成主席と父の故金正日国防委員長の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝し、中国やロシアなど海外からの来賓客とともに平壌都心の金日成広場で軍事パレードや群衆大会などに出席すると見られています。
特に記念式典では、金委員長の演説が行われるものみられていますが、南北間の融和ムードが形成されている中、非核化についてどのようなメッセージを発するか関心が寄せられています。

[Photo : YONHAP News]

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