「米国も相応の措置を」 金正恩委員長

金正恩国務委員長は9日、訪朝している中国共産党序列3位の栗戦書(りつせんしょ)全国人民代表大会常務委員長に会い、習近平首席の親書を受け取りました。
金正恩委員長はこの席で、「経済発展に力を入れ、中国の経験を学び、各分野での両国の協力をさらに発展させたい」と語り、関係強化を訴えたということです、
また、核問題についても言及し、北韓は米朝首脳会談の合意を履行するための措置を進めたとしたうえで、「アメリカも相応の措置を取り、政治的な解決のプロセスを進めるべきだ」として、非核化交渉が停滞している原因がアメリカ側にあるとの見方を示したということです。
習近平首席は親書で、金正恩委員長が経済発展や住民の生活の改善に力を入れる「新戦略路線」を進めていると評価し、「中朝関係をさらに発展させたい」として、両国関係の強化をアピールしたということです。
[Photo : YONHAP News]