「輝く祖国」 北韓でマスゲーム

北韓の首都平壌で9日夜、創建70周年を記念するマスゲームが行われました。
「輝く祖国」と題したマスゲームは、1万7000人余りの中学生が人文字を描き出し、北韓の歴史をテーマにしたパフォーマンスが展開されました。
また、マスゲームではドローンなども登場し、過去に比べると最新の技術が多く使われました。
公演は、金正恩国務委員長と李雪主(リ・ソルジュ)夫人、中国の特使、栗戦書常務委員、ロシアのマトビエンコ上院議長もともに観覧しました。
今回の公演には南北関係に関する内容も含まれ関心を集めました。
カードセクションで「平和・繁栄・統一の新しい時代」という文字と韓半島を描いた統一旗が浮かび上がり、文在寅大統領と金正恩国務委員長による首脳会談の映像も映し出されました。
映像が映し出されると「統一の新しい歴史を書いていこう」というスローガンが浮かび上がり、観衆から大きな歓声が上がりました。
英語によるカードセクションも披露され、対外関係の多角化、平和、友情などの単語が英語で浮かび上がり、注目されました。
5年前のマスゲームでは、反米あるいは核開発と関連した内容が多く含まれましたが、今回は反米に関する内容はなくなるなど、大きく変化しました。
こうした変化は、平和のイメージを強調し、北韓が正常国家であることをアピールする狙いがあるとみられます。
[Photo : YONHAP News]