38ノース 「北韓がICBM発射関連施設解体」

北韓が去年ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験に使われた発射台付きの車両に関連する構造物を完全に解体したと、アメリカの北韓分析専門サイト、38ノースが現地時間の12日に明らかにしました。
38ノースによりますと、首都・平壌(ピョンヤン)から東北へ29キロ離れたところにある平安南道(ピョンアンナムド)・平城市(ピョンソンシ)の「3月16日自動化工場」に去年10月中旬ごろ装備や材料が運ばれてから独特な形の臨時保管施設が建てられました。
その後、その保管施設は、「火星15」用の発射台付きの車両(TEL)を改造し、発射台の作動の実験を行う場所として活用されたと38ノースは伝えました。ここで車両の改造や実験を終えた北韓は、去年11月29日「火星15」の発射実験を行いました。
この施設は、ここ8か月間撤去されてからまた立て直されてさらに解体されることが繰り返されていました。
先月は、屋根がまた取り除かれ、今月の1日には、臨時保管施設が骨組みも残らず完全に解体されている様子が捉えられました。現在は、床に強化パッドだけ残っている状態です。
38ノースは、「このような活動の理由は不明であるが、北韓の弾道ミサイルプログラムと何らかの関係があるものと考えられる」と分析しています。
[Photo : YONHAP News]