韓国側財界関係者 李龍男内閣副総理と会合

南北首脳会談に同行した三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長ら財界関係者は18日、北韓の李龍男(リ・リョンナム)内閣副総理に会い、経済協力などについて意見を交わしました。
李在鎔副会長とSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長、現代自動車の金容煥(キム・ヨンファン)副会長ら4大企業の最高経営者はこの日、平壌の人民大宮殿で李龍男(リ・リョンナム)内閣副総理をはじめとする北韓の経済分野の指導部に会いました。
李在鎔副会長はこの席で、平壌駅付近で「科学中心・人材中心」というスローガンを見かけたが、三星電子の基本経営方針も「技術中心・人材中心」だとしたうえで、今回の平壌訪問が経済分野で信頼関係を構築する機会になることを期待するとかたり、SKグループの崔泰源会長は、11年ぶりに平壌に来たが、高層ビルが増えるなど、大きく発展したと語ったということです。
この席では、北韓の李龍男内閣副総理がそれぞれの企業の特性に合った経済協力を要請し、韓国側財界関係者らは北韓との経済協力に関する構想について説明したということです。
北韓に対する制裁が続いていて具体的な経済協力を進めるのはまだ無理ということもあり、韓国側財界関係者らは北韓に対する理解を深めることに努めたとされています。
[Photo : KBS News]