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文大統領、年内の終戦宣言 米と議論の意向

ニュース2018-09-21
文大統領、年内の終戦宣言 米と議論の意向

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日夕方、ソウルに戻って記者会見に臨み、韓国戦争の終戦宣言について、「年内の終戦宣言を目指している」と明らかにしました。
文大統領は、「終戦宣言は戦争を終え、敵対関係を終息させるという政治的な宣言」とし、終戦宣言は平和協定締結に向けた平和交渉の出発点で、北韓が完全な非核化を行ったときに平和協定を締結すると説明しました。
文大統領はそのうえで、「今回の北韓訪問を通じ、金委員長も同じ概念で終戦宣言を考えていることを確認した」と強調しました。
文大統領は、平和協定が結ばれるまでこれまでの休戦体制は維持されるため、国連軍司令部の地位や韓国駐留アメリカ軍の駐留の必要性などには全く影響がないとの認識を示しました。
文大統領は、「在韓米軍は韓米同盟に基づいて駐留しているため、終戦宣言や平和協定とは無関係で全てが韓米の決定にかかっている。その点については金委員長も同意し、終戦宣言の概念が整理されれば、終戦協定が関係国の間で速やかに結ばれると思う」と述べました。
文大統領は、そのうえで、「我々は年内に終戦宣言を行うことを目標にしており、トランプ大統領と会談する時にもう一度、議論する」としています。
文大統領は来週、アメリカを訪問し、24日にトランプ大統領と会談する予定です。

[Photo : YONHAP News]

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