国連総会に出席するためアメリカに向かった文在寅大統領は、韓国時間で24日午前4時ごろ、ニューヨークに到着しました。
文在寅大統領は早速、24日にアメリカのトランプ大統領と会談する予定で、先週の平壌での南北首脳会談の結果を踏まえて、米朝間の非核化交渉などを協議する見通しです。
文在寅大統領は、国連のグテーレス事務総長とも会談する予定で、韓半島の非核化や平和定着について支持を求めることにしています。
また25日にはアメリカ外交協会とコリア・ソサエティーが共同で主催する講演会に出席し、南北首脳会談の結果や韓半島情勢全般について演説する予定です。
文大統領はこの演説で、韓半島の平和定着や韓米間の緊密な連携の必要性を強調する見通しです。
そして26日には国連総会に出席して一般討論演説をする予定で、南北関係の改善やアメリカと北韓との非核化交渉について、韓国政府の構想を紹介することにしています。
これとともに安全保障、人権、気候変動など、国際社会の懸案についても韓国政府の立場を説明することにしています。
さらに26日はスペインのサンチェス首相やチリのヘリア大統領との会談も予定されており、27日に帰国の途につきます。

[Photo : YONHAP News]