文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、ニューヨークの国連総会で演説し、北韓の非核化を実現するには国際社会の後押しが必要だとする考えを強調しました。
文大統領は韓国時間の27日未明、国連総会で演説し、「この一年間には奇跡のような出来事が起きた。北韓の最高指導者が軍事境界線を歩いて南側に渡ってきたことで、歴史的な米朝首脳会談が実現した」として、韓半島情勢が大きく変化していることを強調しました。
また文大統領は、「65年間続いてきた韓半島の休戦状態を終結させる時がきた。北韓の非核化に向けた思い切った措置が関係国間で実行され、終戦宣言につながることを期待する」と述べました。
そして文大統領は「北韓の正恩（キム・ジョンウン）国務委員長がミサイル試験場の永久廃棄を約束し、アメリカの相応の措置次第で、さらなる非核化措置をとる意思を確約した」として、「国際社会が北韓の決断に応じる番だ」と述べ、国際社会の後押しが必要だとする認識を強調しました。

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