開城で南北が協議 平壌首脳会談後初めて

平壌での南北首脳会談のあとでは初めてとなる、開城の南北連絡事務所の所長会議が28日、開かれました。
韓国からは、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官、北韓からは対韓国窓口機関の祖国平和統一委員会のチョン・ジョンス副委員長が出席しました。
所長会議は、開所式が行われた今月14日の会議に続いて2回目で、平壌での南北首脳会談以降では初めてとなります。
南北はこの会議で、平壌共同宣言に明記された「10.4宣言」11周年記念行事について意見交換をし、韓国政府は、官民による代表団が3日間の日程で北韓を訪れる案を北韓側に提案したとされます。
「10.4宣言」は、2007年に当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が平壌での首脳会談で採択しました。
実現すれば今回の代表団は、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官ら100人あまりからなる見通しです。
また、南北高官級会談の日程の調整も行われました。
南北高官級会談は、早ければ来月初めに開催されるとみられ、会談では、軍事共同委員会や離散家族の再会に向けた赤十字会談、鉄道連結着工式のための分野別の実務会談など平壌共同宣言を履行するための実務協議の日程の調整などが行われることになります。
[Photo : KBS News]