「ポンペイオ氏が終戦宣言を交渉テーブルに」米CBS

米朝間の非核化交渉を担当しているアメリカのポンペイオ国務長官が来月訪朝する際に、北韓が非核化措置の代価として求めている「終戦宣言」を交渉のテーブルに載せる可能性があると、アメリカのCBS放送が報じました。
CBS放送は現地時間の28日、ポンペイオ国務長官はトランプ大統領の任期内に「完全かつ検証可能な非核化」という目標を実現するため米朝間の対話が維持されることを切実に望んでおり、今回の北韓との交渉で「終戦宣言」をテーブルに載せる可能性があると報じました。
ポンペイオ氏は、今月26日に行われたCBSとのインタビューで、2回目の米朝首脳会談で終戦宣言の署名が行われると思うかという質問に対して「どのような結果になるか予断したくないが、真の進展が起きている」と答え、余韻を残しました。
CBSは、ポンペイオ氏が終戦宣言を交渉のテーブルに載せることで、アメリカが北韓との非核化交渉に開かれていることを見せていると分析しました。
ただ、CBSは、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が約束した寧辺(ヨンビョン)の核施設など主な施設の廃棄に相応する措置として終戦宣言を締結することについては、多くの専門家が北韓が終戦宣言だけでなく、平和協定の締結や在韓アメリカ軍の撤退などを求めてくる可能性が高いとして、懸念を示していることも紹介しました。
[Photo : YONHAP News]