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共同警備区域 地雷除去作業始まる

ニュース2018-10-01

板門店がある韓国と北朝鮮の共同警備区域などで地雷の除去作業が始まりました。
国防部は1日、平壌での南北首脳会談で採択した「板門店宣言履行のための軍事分野合意書」に基づく最初の措置として、板門店がある共同警備区域と江原道鉄原郡の非武装地帯で地雷の除去作業が始まったと発表しました。
板門店がある共同警備区域の地雷除去作業は、南北がそれぞれ地域で20日間に渡って進められます。
共同警備区域は南北間の往来が多く、地雷はないと予想されていますが、地雷探知機による確認が必要な状況です。
また、江原道鉄原郡の非武装地帯でも地雷除去作業が始まりました。
鉄原郡一帯は韓国戦争当時に多くの戦死者が出ていて、南北共同遺骨発掘に向けた事前措置として地雷除去作業を進めることになり、来月30日まで行われます。
韓国戦争当時、鉄原郡一帯では2回にわたって連合軍と中国人民軍による激戦が展開され、その過程で大量の地雷が埋設されました。
南北は地雷の除去作業を経て接続道路などを設置し、来年4月から共同で遺骨の発掘を開始することにしています。
一方、共同警備区域で20日間に渡る地雷除去作業が終われば、南北と国連軍による共同警備区域の非武装化についての協議が本格化するものとみられます。
協議では、共同警備区域の非武装化措置として小銃や拳銃の使用を制限することなどが話し合われる見通しです。
また、板門店を訪れる観光客が軍事境界線を越えて南北それぞれの管轄区域を行き来できるようにすることも検討されるとみられます。

[Photo : YONHAP News]

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