アメリカ国民の77％は、北韓が核を放棄すれば米朝の国交正常化を支持すると考えていることがわかりました。
アメリカのシンクタンク、シカゴ国際問題協議会が、7月12日から31日にかけてアメリカの成人男女2000人あまりを対象に行った認識調査の結果によりますと、北韓が核を放棄した場合、「北韓との国交正常化を支持する」と答えた人は77％で、「経済的・人道的支援に賛成する」という答えは54％でした。
「北韓の核はアメリカにとって重大な脅威」と答えた人は59％で、米朝の間で軍事的緊張が高まっていた去年に比べて16ポイント下がりました。
また、アメリカ軍の韓国駐留については、「支持する」という答えが74％と、これまでで最も高くなっています。
さらに、「北韓が核放棄を拒否した場合、より強力な制裁を加えるべき」と答えた人は、77％に上っていました。
一方、文在寅（ムン・ジェイン）大統領に好感を持っていると答えた人は67％で、去年より13ポイント上がっています。北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長については、91％が「好感が持てない」と答えています。
一方、ソウル大学の統一平和研究院が7月12日から8月3日にかけて、全国の成人男女1200人を対象に行った調査では、「南北統一は必要」と答えた人が59.8％で、2007年以降では最も高くなっています。

[Photo : YONHAP News]