「10.4宣言」記念行事 韓国から約150人訪朝へ

2007年に当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が平壌(ピョンヤン)で首脳会談をして発表した「10.4宣言」から11年目になるのを記念する行事が4日から3日間、平壌で開催され、韓国からおよそ150人にのぼる代表団が参加します。
代表団は、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官や盧武鉉財団の理事長を務める与党「ともに民主党」の李海瓚(イ・ヘチャン)代表、故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の長男の盧建昊(ノ・ゴンホ)氏などおよそ150人からなっています。
盧元大統領の夫人の権良淑(クォン・ヤンスク)氏や故金大中(キム・デジュン)元大統領の夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏は日程などの都合で訪朝できないといことです。
代表団は、4日に、チャーター機を利用して韓半島の西の海、西海の直航路を通じて北韓入りし、5日に平壌で開かれる南北共同記念行事に参加するほか、主要施設の見学、芸術公演の観覧、部門別の南北協議などを行う予定です。
統一部は、南北当局間の協議に期待していると明らかにしました。
「10.4宣言」は、2007年に当時の盧武鉉大統領と北韓の金正日国防委員長が平壌で南北首脳会談をして採択したもので、南北がこれを記念する共同行事を開くのは今回が初めてで、盧武鉉財団が中心となり、官民合同で開催されます。
[Photo : YONHAP News]