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韓国代表団が平壌入り 10.4宣言合同行事

ニュース2018-10-04

5日に北韓の平壌(ピョンヤン)で開かれる2007年の南北共同宣言「10.4宣言」を記念する行事に参加する韓国側の代表団が、4日、平壌入りしました。
訪朝団は、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官、盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の理事長を務める与党「ともに民主党」の李海瓚(イ・ヘチャン)代表ら6人が共同団長を務め、国会、自治体、民間団体の関係者など、およそ160人です。一行は4日午前10時、韓国の軍用機で平壌入りし、3日間、滞在します。
「10.4宣言」は、2007年に当時の盧武鉉大統領と北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が平壌で南北首脳会談をして採択したもので、南北がこれを記念する行事を合同で開くのは今回が初めてです。先月の南北首脳会談で合意したもので、韓国の盧武鉉財団が中心となり、官民合同で開催されます。
共同団長を務める李海瓚氏は、北韓に向かう際に、「南北の平和を強固なものにするきっかけをつくってくる」と述べました。同じく共同団長の一人である趙明均統一部長官は、「当局間協議も行われるものと予想している。平壌共同宣言を早期に履行していくためのきっかけをつくる」と語りました。
また故盧武鉉元大統領の長男の盧建昊(ノ・ゴンホ)氏は、盧武鉉大統領と金正日国防委員長がいずれも死去していることに触れ、「11年前に主役となった2人がいまはいないことが残念だ」と述べました。
4日は、科学技術殿堂などの見学や平壌大劇場での歓迎公演、晩さん会などが予定され、南北共同宣言を記念する合同行事は5日午前に開かれます。

[Photo : YONHAP News]

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