アメリカのポンペイオ国務長官が、北韓と東アジア3か国歴訪のため、
最初の訪問国、日本に向けて現地時間の5日、ワシントンを出発しました。
ポンペイオ国務長官は専用機の中で、記者団に対して、
「トランプ大統領から金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長へのメッセージがある」と述べるとともに、「今度の北韓訪問で、2回目の米朝首脳会談の日程や場所がほぼ決まることになる」とする見解を示しました。
ただ、公開はしないということです。
また康京和（カン・ギョンファ） 外交部長官が３日の「ワシントン・ポスト」に掲載されたインタビューで、北韓が寧辺（ヨンビョン）の核施設を恒久的に廃棄する意向を表明したことを受け、核兵器リスト申告の要求を先送りするよう求めるとともに、検証がともなう寧辺の核施設廃棄を先に進めることを提案したことについては、
「交渉に関する言及は避けたい」として即答しませんでした。
ポンペイオ長官は、終戦宣言に対する記者の質問にも、同じ理由で答えませんでした。
北韓は、先月の南北首脳会談で、韓国戦争の終戦宣言といったアメリカの相応の措置の見返りに寧辺の核施設を恒久的に廃棄する意向を表明しています。
ポンペイオ長官は、7日に北韓を訪問し金正恩国務委員長と会談した後、ソウルを訪れて文在寅（ムン・ジェイン）大統領、康京和外交部長官と会う予定で、
訪問結果について自ら記者会見するかどうかに関心が寄せられています。

[Photo : YONHAP News]