目標に達すれば平和協定に署名 ポンペイオ国務長官

7日に北韓を訪問する予定のアメリカのポンペイオ国務長官は、
現地時間の5日ワシントンを出発し、専用機の中で記者団に対して、
北韓との交渉が目標に到達すれば、現在の韓国戦争の休戦協定に代わる平和協定に署名することになり、これには中国も参加することになると語りました。
ポンペイオ長官は、北韓外務省でアメリカを担当する崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が、中国やロシアとの2国間や3か国間協議のため、4日、北京入りしたことについて、「われわれは崔善姫外務次官と頻繁に対話している」として、
「中国が問題解決の一員になることを承知している」と述べました。
そのうえで、「北韓との交渉が目標に到達すれば韓国戦争の休戦協定に代わる平和協定に署名することになり、これには中国も参加することになる」と述べました。
ポンペイオ長官のこうした発言は、米朝間で非核化と体制保証をめぐる交渉が
順調に進む場合、平和体制構築に向けたアメリカ側の相応の措置として平和協定を締結する意向を示したものと受け止められています。
とくにアメリカが、中国を北韓問題解決の一員であり、平和協定締結の主体であると確認したことは、貿易摩擦問題と切り離して北韓の核問題では中国との協力体制を維持することを示唆したものとして注目されます。
[Photo : YONHAP News]