2007年の南北共同宣言｢10.4宣言｣の11周年を記念する平壌(ピョンヤン)での行事に出席した韓国側代表団に対し、金正恩(キム･ジョンウン)国務委員長が直に謝辞を伝えられなかったことについて了解を求めたことがわかりました。
統一部が7日、明らかにしました。
それによりますと、北韓の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長は、6日、平壌国際空港で趙明均（チョ・ミョンギュン）統一部長官、｢ともに民主党｣の李海瓚(イ・ヘチャン)代表とおよそ1時間の会談を行いました。
この席で、金英哲副委員長は、韓国側代表団に対し、金正恩国務委員長が記念行事を成功裏に終わらせたことについての謝辞を直に伝えられなかったことについて、了解を求めたと述べたということです。
この席ではまた、南北間の交流を活性化させるための方策や、北韓を訪問していたアメリカのポンペイオ国務長官との会談で成果があることを期待することなどの内容が話し合われたということです。
「10.4宣言」11周年記念行事は、5日午前、平壌の人民文化宮殿で行われ、韓国からの官民合同代表団160人も2泊3日の日程で出席しました。

[Photo : YONHAP News]