青瓦台 「南北軍事合意は韓米連合司令部が支持」

9月の南北首脳会談で締結した軍事合意をめぐって、アメリカのポンペイオ国務長官が強い不満を表明したとして、韓米連携に亀裂が生じたと懸念する報道について、大統領府青瓦台が、韓米連合司令部が合意を支持していると反論しました。
青瓦台の関係者は、軍事分野でのアメリカとの窓口は、国務省ではなく韓米連合司令部だとし、韓国駐留アメリカ軍のブルックス司令官が合意を支持していると強調しました。
国連軍司令官を兼ねているブルックス司令官は9日、南北首脳会談の合意にもとづいて地雷除去作業が行われている江原道鉄原の非武装地帯を視察し、全幅の支持を表明しています。
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、10日の国政監査で、先月南北首脳会談で締結した軍事合意をめぐって、ポンペイオ国務長官が電話会談で強い不満を示したかという野党「自由韓国党」議員の質問に対して、「強く表明したとは言わないが、十分に説明を受けなかったことへの不満を示した。また、多くの質問があった」と話しています。
日本経済新聞は10日付けで、韓米外相の電話会談で、南北間の軍事合意をめぐって、ポンペイオ国務長官が激怒し、康長官を非難したと報じています。
[Photo : KBS News]