9月の南北首脳会談の結果として発表された「平壌(ピョンヤン)共同宣言」での合意事項の履行に向けた南北閣僚級会談が15日に行われ、南北の鉄道を連結する工事の着工式を11月末から12月はじめに行うことで合意しました。
会談は、南北の軍事境界線にある板門店（パンムンジョム）の韓国側施設「平和の家」で行われ、会談の後、南北はこうした内容が盛り込まれた公式報道文を発表しました。
報道文によりますと、南北は、南北の鉄道を連結する工事の着工式を11月末から12月はじめに行うことや、南北の将官級軍事会談を早期に開催することで合意したほか、DMZ＝非武装地帯をはじめとする南北の対峙地域で軍事的敵対関係を終息させる方策についても議論することにしました。
また、南北の山林協力分科会談と保健・医療分野の分科会談を今月22日と今月末にそれぞれ南北共同連絡事務所で開くことにしました。
南北は、さらに、離散家族の常設面会所の復旧や映像での再会などの問題についても南北赤十字会談を11月に金剛山（クムガンサン）で開き、面会所の施設補修について協議することにしました。
このほか、平壌芸術団のソウル公演に関する実務的問題についても早期に議論することにしました。
今回の会談は、9月の南北首脳会談の結果として発表された「平壌(ピョンヤン)共同宣言」での合意事項の履行策や、後続の会談の日程を調整するために開かれました。

[Photo : YONHAP News]