鉄道・道路の連結 制裁違反の可能性も

趙兌烈(チョ・テヨル)国連大使は16日、国連総会における北韓人権状況に関する決議について、今年も採択されるだろうと語りました。
趙兌烈国連大使はこの日、国連代表部で行われた国会外交統一委員会の監査で、北韓人権状況に関する決議について、韓国も決議案の作成に関与しているとしたうえで、毎年採択されており、今年も採択されるだろうと語りました。
外交消息筋によりますと、今年も日本とヨーロッパ連合の主導で決議案の作成が進んでいて、来月中にも採択される見通しだということです。
北韓人権状況に関する決議は昨年まで13年連続で採択されていますが、米朝間の非核化交渉が進んでいることもあって、今年は文言や表現が調整されるのではないかとの見方もあります。
一方、趙兌烈国連大使は、南北間の鉄道と道路の連結については、事業が本格化すれば、対北韓制裁に違反するかどうかが問題になる余地があるとの見解を示しました。
趙兌烈国連大使は、韓国政府が国際社会の対北韓制裁に違反しない範囲内で南北間の交流が円滑に進むよう、国連安全保障理事会の対北韓制裁委員会や関係国と緊密に協議していると語りました。
[Photo : ]