康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は26日に行われた国会外交統一委員会による国政監査の質疑で、２回目の米朝首脳会談が来年にずれ込む場合、金正恩国務委員長のソウル訪問が年内に行われる可能性についての質問に、「韓国政府としては年内訪問を進めている」との考えを示しました。
韓国政府は、2回目の米朝首脳会談や韓国戦争の終戦宣言を行った後に金正恩委員長がソウルを訪問することが最高のシナリオだとしてきましたが、２回目の米朝首脳会談が年明け以降になる可能性が高まっていることから、金委員長の年内訪問が実現しないのではないかとの見方が出ていました。
康外交部長官は、これについて「外交日程の順番が変わるという解釈もあるが、いずれも重要な外交日程であり、相互作用させながら良い結果を出せるようにしたい」と述べました。
一方、北韓の非核化に向けた実務協議の責任者であるアメリカ国務省のビーガン北韓政策特別代表が、北韓外務省でアメリカとの交渉を担当する崔善姫（チェ・ソニ）次官と今月23日にオーストリアで実務会談をすることにしたものの、崔次官が出席しなかったとの一部メディアの報道については、「アメリカから報道は事実ではないと聞いている」としたうえ、米朝首脳会談に向けた実務交渉の再開に向けて、米朝が引き続きコミュニケーションしていると述べました。

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