国家情報院 3D分析プログラムで金委員長の健康状態把握

国家情報院が、3D=3次元分析プログラムを用いて、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の体型の変化をとらえ、健康状態を随時把握していることがわかりました。
国家情報院は先月31日、国会情報委員会による国政監査で、「金委員長の体型の変化を3D分析プログラムによって立体的に分析している」として、実際の分析画面を見せたということです。
国家情報院が導入したこの先端プログラムは、金委員長が登場する様々な動画を入力すると、体を360度からスキャンし、以前の体型から変わった部分を分析するように設計されています。
これによって把握した金委員長の健康状態について、国家情報院は、「高血圧、糖尿などの家族暦があるが、比較的良好だ」として、具体的な言及は避けたということです。
一方、国家情報院は、北韓がことし5月24日に北東部・豊渓里の核実験場を廃棄した直後、現場で採取した土壌を、専門家に依頼し分析していると報告しました。
これまでは、人工地震が感知されると、韓半島の東の海、東海上空を中心に放射性物質を収集し、核実験の有無や爆弾の種類を推定していましたが、今回の分析を通じて、北韓の核能力をさらに具体的に把握できると期待しています。
分析結果は近く出る予定だということです。
[Photo : YONHAP News]