南北民間交流行事 北韓で10年ぶりの開催

韓国と北韓の複数の民間団体による大規模の交流行事が、南北の関係者360人あまりが出席して、北韓の金剛山(クムガンサン)で開かれました。
韓国の民族和解協力汎国民協議会と、北韓の民族和解協議会は、11月3日と4日の2日間、北韓の観光地の金剛山(クムガンサン)にある金剛山ホテルで交流行事を行いました。
南北の民間団体による交流会が開かれるのは、2008年6月以来10年ぶりで、韓国側参加者は陸路で北韓入りしました。
この席で北韓の民族和解協議会のキム・ヨンデ議長は、「南北間の往来が途絶えてから10年、静まり返っていた金剛山が民族の団結と統一に向けた活気溢れる元の姿に戻ってきた」と述べました。
また、「様々な挑戦や課題がわれわれの前にあるものの、力を合わせて努力することでよりよい未来を築いていけると思う」と強調しました。
これに対し、韓国の民族和解協力汎国民協議会のキム・ホンゴル代表常任議長は、「10年間、南北間の民間交流が途絶えていたのは非常に残念だ。空白の10年がなければ、平和と繁栄のためにより多くのことができたはずだろう」と述べました。
[Photo : KBS News]