南北軍事境界線付近の見張り所 試験撤収を開始

韓国と北韓は、11月4日、試験撤収の対象となった軍事境界線付近にある警備隊の見張り所22か所に対し、撤収予定を知らせるための黄色い旗を揚げる作業を行いました。
国防部が明らかにしました。
それによりますと、韓国と北韓は、南北の軍事境界線付近にある韓国側の見張り所11か所と、北韓側見張り所11か所を対象に、試験撤収の目印として横4メートル、立て3メートルの大きさの黄色い旗を揚げる作業を行いました。
この作業は、9月に平壌(ピョンヤン)で行われた南北首脳会談の際、韓国と北韓が交わした「板門店宣言の履行に向けた軍事分野合意書」で合意された軍事境界線付近の見張り所の試験撤収の準備作業として行われたものです。
韓国と北韓は、南北間の軍事専用通信線を通して11月1日から作業手続きの協議を進めてきました。
これについて国防部は、11月末までに軍事境界線付近の見張り所22か所の警備隊や武器の撤収や施設の撤去を行い、12月中に撤収状況を確認するための南北共同作業を行う予定だと説明しています。
[Photo : KBS News]