アメリカのポンペイオ国務長官は4日、FOXニュースの報道番組に出演し、金正恩国務委員長の最側近である金英哲（キム・ヨンチョル）党副委員長と今週末にニューヨークで会談すると明らかにしました。
ポンペイオ国務長官は、今週末にニューヨークで金英哲党副委員長と会談するとしたうえで、「検証された韓半島の完全非核化の実現に向けて交渉を続ける」と語りました。
また、非核化と検証が制裁解除の前提条件だと改めて表明し、金英哲党副委員長との会談ではトランプ大統領と金正恩国務委員長との2回目の首脳会談の実現や非核化の具体的な方法などについて「実質的な進展を期待する」と語りました。
朝鮮中央通信が2日、北韓外務省アメリカ研究所所長の論評として、核開発と経済建設を同時に進める「並進路線」への復帰を再考すると警告したことについては、「懸念していない」として、今後の交渉の難航を意味するものではないとする見方を示しました。
金英哲党副委員長のアメリカ訪問は5カ月ぶり、2回目です。
今回の会談はアメリカの中間選挙が終わったあとに行われることから、中間選挙を意識することなくより実質的な交渉が進むものと期待されていますが、中間選挙の結果次第では会談に影響を及ぼす可能性もあるとの指摘もあります。

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