中国の中国銀行など大手国有銀行が、北韓住民名義の新規口座開設や既存口座からの送金などを制限していることが分かりました。
消息筋は、北韓に対する制裁が解除されるまで、北韓との一部取引を制限するのが当局の方針だとしました。
実際に今年に入ってから8月まで中朝貿易は前の年に比べて58％減少し、10月からは貿易量はほぼないということです。
中国はこれまで北韓に対する制裁の緩和を求めていましたが、中国が対北韓政策で強硬方針に転換したのではないかとの見方が出ています、。
9日にワシントンで開かれた米中の外交・国防担当閣僚による「外交・安全保障対話」で、中国側は北韓に対する圧迫について協力を約束したとされています。
中国は北韓制裁に消極的と批判されてきましたが、アメリカとの通商摩擦が続く中、対北韓政策で強硬方針に転換し、北韓の資金遮断に向けて本腰を入れ始めたものとみられます。

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