南北鉄道共同調査は制裁の例外 安保理が認定

南北の鉄道連結に向けた北韓区間の共同調査について、国連安保理の北韓制裁委員会は24日、対北韓制裁の例外措置として認定しました。
今回の例外措置は、国連安保理の15の理事国が参加する対北韓制裁委員会で、すべての国が同意する形で決められました。
韓国政府は、韓国と北韓が推進する南北の鉄道連結に向けた北韓区間の共同調査のための物資搬入について、国連に対して北韓制裁の例外認定とするよう求めていました。南北は先月の閣僚級会談で共同調査を行うことで合意しましたが、調査のために韓国から持ち込む物資について、安保理制裁とアメリカの独自制裁に抵触する可能性が指摘されていました。
これについては今月22日、アメリカ・ワシントンで開かれた北韓問題をめぐる韓米の作業部会第1回会合でも、アメリカ側と協議したうえ、
韓国政府は制裁委員会に調査のために韓国から北韓に持ち込む物資のリストを提出しているということです。
今回の措置は、初めての制裁免除措置で、南北共同調査に弾みがつくものとみられています。
[Photo : KBS]