大統領府青瓦台は金正恩国務委員長のソウル訪問の時期について、多様な可能性を念頭に協議中との立場を示しました。
青瓦台の報道官は26日の定例記者会見で、金正恩国務委員長の年内のソウル訪問について、多様な可能性を念頭に協議を進めているとしたうえで、2回目の米朝首脳会談の前がいいか、後がいいか、どちらが韓半島の平和定着に効果的かなど、総合的な判断が必要だとしました。
2回目の米朝首脳会談が来年初めに開催されると予想されている中、青瓦台の報道官の発言は、金正恩国務委員長のソウル訪問が来年に持ち越される可能性をしたもので、当初の年内ソウル訪問を進めるとの立場からやや後退したものと受け止められています。
2回目の米朝首脳会談の場所や日程を決めるための米朝高官級会談の開催が遅れていることとも関係があるとみられます。
青瓦台の報道官は、米朝高官級会談が今月中に開催されるのは難しいとの見方については、大統領府青瓦台が11月の開催に言及したことはないとして、米朝の動きを見守っている状況だと説明しました。

[Photo : YONHAP News]