文大統領 「対北韓制裁解決すればOECDに協力要請」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、大統領府青瓦台でOECD=経済協力開発機構のグリア事務総長と会談し、北韓に対する支援について、「完全な非核化が実現し、OECDが役割を担う段階になれば協力を要請する」と述べました。
文大統領は26日、大統領府青瓦台で、OECD世界フォーラムに出席するために韓国を訪れたグリア事務総長と会談しました。
会談で、グリア事務総長は、「文大統領が韓半島で成し遂げた成果を誇らしく思う。北韓との和解の努力は大変重要だった」としたうえで、「今後いつでも、北韓に対して支援できる分野があると判断されれば、喜んで支援する」と述べました。
これは、対北韓制裁が解除されれば、OECDも北韓に対する経済的支援などを行う意向があることを示唆した発言と受け止められています。
これに対し、文大統領は、「完全な非核化が実現し、北韓に対する制裁が解除され、OECDが役割を担う段階になれば協力を要請する」と答えました。
[Photo : YONHAP News]