韓国政府 南北関係発展基本計画を策定

韓国政府が向こう5年間の対北韓政策の方向性を定めた「第3次南北関係発展基本計画(2018∼2022年)」を打ち出しました。
統一部の当局者が27日に発表したところによりますと、韓国政府は、ことしから2022年までの5年間の第3次南北関係発展基本計画とことしの施行計画を策定し、29日に国会に報告するということです。
この基本計画は、国会報告後、官報に掲載されることになります。
南北関係発展基本計画の策定は、2013年に当時の朴槿恵(パク・クネ)政権が策定した第2次基本計画以来、5年ぶりとなります。
このため、第2次基本計画の適用期間が去年、すでに終わっているにもかかわらず、1年近く過ぎたいまになって第3次基本計画を策定したのは、遅すぎるのではないかという指摘が出ています。
これについて政府は、ことし初めに計画の策定を終える予定だったが、南北首脳会談や米朝首脳会談の開催による結果を反映するため、策定の時期を遅らせたという立場を示しています。
また、第3次基本計画をことし9月4日の閣議で確定させたが、そのあとに行われた9月の平壌での南北首脳会談の結果や軍事合意を反映させて、ことしの施行計画を修正したため、国会報告が遅れたと説明しています。
[Photo : YONHAP News]