軍事境界線での緊張緩和 文大統領が強調

アルゼンチン・ブエノスアイレスでのG20=主要20か国・地域首脳会議に出席している文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、南北軍事境界線付近での緊張緩和措置が非核化に寄与するという認識を強調し、2回目の米朝首脳会談の早期開催に期待を示しました。
文大統領は韓国時間の1日、ブエノスアイレスで開幕したG20=主要20か国・地域首脳会議の非公開特別会議に出席し、一年前と比べて大きく変化した韓半島の平和進展状況を説明しました。
文大統領は、「軍事衝突のリスクを取り払うため、南北はさまざまな措置を進めており、こうしたことが米朝非核化交渉の進展に大きく寄与する」と述べ、
6月の米朝首脳会談の合意を実行するため2回目の米朝首脳会談の早期開催に期待を示しました。
そのうえで文大統領は、「核のない韓半島を人とモノが自由に往来してこそ共同繁栄が現実になる」と強調し、韓半島の平和に向けたG20各国の支援を要請しました。
文大統領はG20首脳会議2日目の2日は、国連安全保障理事会の非常任理事国で、対北韓制裁委員会議長国のオランダのマルク・ルッテ首相、
来年から非常任理事国を務める南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領と個別会談し、北韓への制裁緩和について議論する見通しです。
[Photo : YONHAP News]