北韓軍兵士1人が、韓国側に亡命してきました。
韓国軍合同参謀本部が1日、明らかにしたところによりますと、1日午前8時前、北韓軍兵士1人が、東部の軍事境界線を越えて韓国側に入ってきたため、韓国軍が身柄を確保しました。
その過程で南北間の銃撃戦はなかったということです。
北韓軍兵士の亡命は、非武装地帯内の見張り所撤去以後初めてです。
南北は、試験的な撤収として非武装地帯内の南北それぞれ10か所の見張り所の撤去を、11月30日に終えています。
非武装地帯内の見張り所は撤去されましたが、8キロ先まで人の動きを識別できる熱画像監視装置によって、十分な監視が可能だと軍当局は説明しています。
この兵士に対しては、今後、亡命の動機や経緯など詳しい調査が行われます。

[Photo : KBS News]