南アフリカに協力要請 「核兵器廃棄の経験生かして」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、訪問先のアルゼンチン・ ブエノスアイレスで韓国時間の2日未明、来年から安保理の非常任理事国を務める南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領と会談し、北韓の非核化に向け核兵器解体経験をもつ南アフリカ共和国の積極的な役割に期待を示しました。
この会談で文大統領は、韓半島の非核化と恒久的平和定着に向けた韓国政府の努力を説明し、これに対する南アフリカ共和国の支持に謝意を表明しました。
そのうえで文大統領は、来年から国連安全保障理事会の非常任理事国を務め、1990年に核兵器の解体経験をもつ南アフリカ共和国が北韓の非核化に向けた実質的な役割を果たすことを期待すると語りました。
これに対してシリル・ラマポーザ大統領は、韓半島の平和定着に向けた文大統領と韓国政府の努力を高く評価し、北韓の核問題の平和的解決に積極的に協力する考えを示しました。
文大統領はG20首脳会議の日程をすべて終え、ニュージーランドを国賓として訪問するため2日未明、ブエノスアイレスを発って、ニュージーランドの首都オークランドに向かいました。
[Photo : KBS News]